抜毛の元凶 DHT~ジヒドロテストステロン~とは

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DHT(ジヒドロテストステロン:男性ホルモンが変化した物質)とは?

アイキャッチ_生え際をチェックする男性

DHT(ジヒドロテストステロン)は【はじめに】の項で説明した、男性ホルモンが変化してできる物質のことで、脱毛の原因の一つとされています。
そしてよく耳にするAGA(エージーエー)とは、男性ホルモンの一種であるDHTが、正常な髪の生え変わりリズム(毛周期・ヘアサイクル)を乱し、薄毛になってしまう男性型脱毛症のことをいいます。

ヘアサイクルとAGA

AGAのヘアサイクル画像

髪は通常2~6年ほども成長期を経て、強く太く育っていきます。しかしAGAでは、DHTの作用によりこの成長期が極端に短く、しっかりと太くなる前に成長を終え、ひょろひょろと細い状態のまま抜けてしまうのです。軟毛化した髪が多くなると次第に頭皮は目立ち、結果として薄毛の状態を作ってしまうのです。
日本人男性の薄毛の割合はここ十数年は大きな変化はないとされていますが、抜け毛や薄毛に悩む男性は20代で13%、30代で約21%、40代が33%、50代、60代となると40%を超える方がAGAで悩んでいると考えられています。※
また女性において、更年期を迎える前後に頭頂部が薄毛になる症状は、男性型脱毛症とよく似ています。
頭頂部の薄毛画像2
※板見智「日本人男性における毛髪(男性型脱毛)に関する意識調査」(2004年)より

5α―リダクターゼ

ではどのようにしてDHTができるのか、何が影響するのかを確認してゆきましょう。
DHTは男性ホルモンのひとつである「テストステロン」が「5α―リダクターゼ」という酵素と結合すると変化し、合成されます。脱毛を促進させるDHTはまた、前立腺にも影響を与え、肥大化させる作用があります。前立腺は尿道を囲むように存在するため、出にくい、回数が増えるといった尿トラブルの原因にもなっています。こんな症状がある場合は、薄毛のサインと捉えてもいいかもしれませんね。

DHTの合成を促進させる「5α―リダクターゼ」にはⅠ型とⅡ型の2種類があり、Ⅰ型は皮脂腺に、Ⅱ型は毛乳頭に存在しています。Ⅰ型は側頭部と後頭部、 Ⅱ型は前頭部や頭頂部(つむじも辺りを含む)の薄毛に影響するとされますが、AGA型の薄毛にはⅡ型の影響が強いと考えられています。
なお「5α―リダクターゼ」の活性が強くなる(酵素が活発に働く)原因の多くは、遺伝的な要素にも加え、加齢によるところが大きいのです。

頭髪とAGAの仕組み

それでは「5α―リダクターゼ」の活性を阻害、つまりテストステロンがDHTへと変化する原因を抑えるためにはどうすればいいのかは、次項で詳しく説明しましょう。

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