育毛都市伝説8.『頭を叩くと髪が生える?』

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世間には様々な薄毛・育毛対策法があります。しかし、その中には残念ながら間違った方法が、まことしやかに信じられているのも事実です。例えば、年配の方を中心に浸透する、頭皮を叩いて刺激を与え、髪の毛を生やすというウワサ。実際その昔、父が専用ブラシまで用意して、薄くなり始めた頭皮を毎日必死で叩いている姿がありました。一見すると頭皮への直接的な刺激が血行を促進し、育毛にも効果がありそうなこの『頭叩き法』は、本当なのでしょうか? その真偽のほどを確認してゆきましょう。

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頭皮をたたく育毛法が有名になったワケ?

そもそもなぜこのような育毛法が流行りだしたのかというと、その昔、あるTV番組で「頭皮をたたく事で、髪の毛が力強く生える」と紹介されたことがきっかけでした。
しかも、医学博士の先生の『ブラシなどの固いもので頭皮を叩くと、血行が改善され、髪の毛が生えるようになる』というお墨付きまであったため、TVを観た人たちは当然のごとく信じ切ってしまいました。
さらに、このTV内容を人気絶頂のお笑いタレントさんがコント中にブラシで頭をトントン叩き、「こうすると髪が生えてくるんだ!」とネタにして笑いをとったことから、このウワサが爆発的に広がってしまったのです。

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間違えると怖い、頭皮への刺激

確かに、マッサージによる頭皮への刺激は、血行を促進し、育毛によい影響を与えます。ただし、これは正しく行われた場合であって、爪を立てたり、頭皮を傷つけるような激しいマッサージは、かえって逆効果です。指の腹を使って、優しくゆっくりと頭皮を傷つけないように行うのが基本となります。ですから固いブラシで頭皮をガンガン叩くなんて、言語道断です。頭皮の皮下組織にある、髪を作り出し育てる重要な毛母細胞や毛乳頭などが強い衝撃を受けることとなり、ダメージを与えかねません。しかも、頭皮を毎日叩き続けば、細胞が修復する間も与えられず、頭皮の中の髪を作る重要な細胞は完全に破壊。髪の毛が成長するどころか、抜け落ちてしまうかもしれないのです。
ちなみに毎日必死で叩き続けていた父は、効果がなかったせいか、いつの間にかやめていました。ただし、医学博士の先生のフォーロではありませんが、やわらかいブラシで頭皮を撫でるようにマッサージするなら、効果があるかも知れません。

ということで、『頭を叩くと髪が生える?』とウワサは間違いです。

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毛根が本当に求めている刺激とは?

ここで頭皮の皮下組織にある、髪を作り出し育てる毛母細胞や毛乳頭、いわゆる毛根が本当に求める刺激についてお話しします。
まず、これまでの育毛へのアプローチは、脱毛を促進してしまうDHT(ジヒドロテストステロン)の増加を抑えることが基本でした。男性ホルモンのテストステロンが還元酵素の5α‐リダクターゼの活性でDHTに変質してしまうことから、この活性を抑える成分の入った医薬品や育毛剤が男性型脱毛症(AGA)の治療には多く使われています。つまり、脱毛を抑えることにより、乱れたヘアサイクルを正常に戻すという考え方です。オーソドックスなこのアプローチは正しいのですが、この方法に加え最近、毛根が求める刺激を活用した育毛方法が話題となっています。

まったく新しい育毛へのアプローチ

毛根が求める刺激とは、固いブラシで頭皮を叩くというような物理的刺激ではありません。それは、頭皮や胃腸にある知覚神経の刺激によって育毛を促進するという全く新しい考え方で、発毛研究の第一人者である岡嶋研二博士によって立証された「IGF-1育毛理論」として、特許を取得した理論になっています。

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この「IGF-1」とは「インスリン様成長因子‐1」の略称で、育毛効果をはじめとして、美肌、生活習慣病予防、抗うつ、認知機能改善など、アンチエイジングにとって重要な作用を持つ成長因子です。岡嶋博士は、ある時期を過ぎると「IGF‐1」は増加しないとされていたこれまでの常識を覆し、安全に増やす方法を発見し「IGF‐1育毛理論」と名付けました。この理論は育毛を考える上で大切ですので、詳しくは「『IGF-1(アイジーエフワン)』を増やすには」をご参照いただくとして、ここでは知覚神経を刺激する具体的な方法だけをお伝えします。

毛根が求めていた頭皮への刺激

岡嶋博士の研究によると、頭皮の知覚神経への刺激には、ラズベリーからとれる「ラズベリーケトン」成分に効果を認めています。これは、育毛剤の中に香料として配合されています。ラズベリーケトンには強い香りがありますが、お昼の情報番組で育毛効果があるとして紹介されたこともあり、大変話題になっています。ちなみに、白斑で一時期問題となったラズベリーケトンは「ロドデノール」という美白成分で、育毛剤に使われている香料としての「ラズベリーケトン」とは異なりますので、ご安心ください。

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毛根が求めていた胃腸への刺激

岡嶋博士の研究によると胃腸の知覚神経への刺激には、トウガラシに含まれる辛み成分であるカプサイシンと、大豆などに含まれるイソフラボンの組み合わせが抜群の効果を生むと証明されています。これに基づきますと、大豆と辛味の組み合わせである麻婆豆腐や豆カレーが胃腸の知覚神経を刺激し、IGF-1を増やす育毛料理と言えるでしょうか。

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その後も岡嶋博士の研究では、IGF-1を増やす方法が続々と発表されていますので今後、記事としてご紹介いたします。
なお、カプサイシンとイソフラボンを配合した育毛用のサプリメントなども販売されているようですので、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

頭皮を叩いて刺激を与えるというウワサの育毛法は、髪を作り出し育てる毛根(毛母細胞や毛乳頭など)にダメージを与える可能性があり、育毛には逆効果でした。血行促進にはむしろ、強い刺激ではなく、頭皮を傷つけないやさしいマッサージがおすすめです。
本当に毛根が求めているのは、IGF-1が増える(育毛効果をはじめいろいろなアンチエイジング効果が期待される成長因子)頭皮や胃腸の知覚神経への刺激でした。

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